当帰四逆加呉茱萸生姜湯の処方解説

当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)は、血を滋養して手足の冷えを改善する漢方薬で、しもやけ、下腹部痛、頭痛、腰痛などの症状に用いられます。

構成生薬の働き

当帰四逆加呉茱萸生姜湯は、大棗(たいそう)、桂皮(けいひ)、当帰(とうき)、芍薬(しゃくやく)、甘草(かんぞう)、呉茱萸(ごしゅゆ)、細辛(さいしん)、生姜(しょうきょう)、木通(もくつう)で構成されています。

大棗は、胃の働きを良くしたり、痛みを抑える作用があります。

桂皮は、血液循環の改善をしたり、発汗作用、鎮痛作用があります。

当帰は、瘀血をとり去る作用があります。

芍薬は、痛みを抑えたり、瘀血を取り去る作用があります。

甘草は、消化機能を高めたり、痛みを抑える作用があります。

呉茱萸は、水分の調節をする作用があります。

細辛は、体を温めたり、余分な水分を取ったり、痛みを抑える作用があります。

生姜は、消化機能を高める作用があります。

木通は、血の巡りを良くしたり、余分な水分を出す作用があります。

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