五苓散の処方解説

五苓散(ごれいさん)は、中間証で水滞がある頭痛、めまいに用いられます。また、浮腫、下痢や二日酔いにも用いられます。

構成生薬の働き

五苓散の構成生薬は、沢瀉(たくしゃ)、蒼朮(そうじゅつ)、猪苓(ちょれい)、茯苓(ぶくりょう)、桂皮(けいひ)です。

沢瀉は、身体の水分バランスを整えたり、頭重感やめまいを改善するように働きます。

蒼朮と猪苓は、身体の水分の調節をする働きがあります。

茯苓は、めまいや筋肉の痙攣を抑えたり、身体の水分の調節をする作用があります。

桂皮は、血液循環の改善をしたり、発汗作用、鎮痛作用があります。

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