漢方薬は精神疾患に用いられることがあります。様々な症状をみて使い分けます。
普段から神経質で、イライラする場合は、抑肝散(よくかんさん)を用います。抑肝散は、イライラによる不眠にも効果があります。
普段から神経質で、イライラする場合でも、体力が低下していて、胃腸虚弱や皮膚乾燥が伴う場合は、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)を用います。
体力があり、実証傾向でのぼせ、顔面紅潮がある人のイライラには黄連解毒湯(おうれんげどくとう)を用います。
便秘気味を伴うイライラには、大黄甘草湯(だいおうかんぞうとう)を用いることがあります。