麻子仁丸(ましにんがん)は、腸の熱を取り、腸を潤す漢方薬です。便が固く、腹痛や腹部膨満感がある便秘に用いられます。
構成生薬の働き
麻子仁丸は、麻子仁(ましにん)、大黄(だいおう)、枳実(きじつ)、芍薬(しゃくやく)、厚朴(こうぼく)、杏仁(きょうにん)で構成されています。
麻子仁は、腸を潤して排便を促す作用があります。
大黄は、緩下作用があり排便を促します。
枳実は、膨満感を改善したり、排便を促すように働きます。
芍薬は、痛みを抑える作用があります。
厚朴は、痛みを抑えたり、胃腸の動きを整える作用があります。
杏仁は、排便を促す作用があります。