四君子湯の処方解説

四君子湯(しくんしとう)は、痩せて顔色が悪い人の、胃もたれ、食欲不振、下痢、嘔吐などの症状に用いられる漢方薬です。

構成生薬の働き

四君子湯は、人参(にんじん)、蒼朮(そうじゅつ)、甘草(かんぞう)、生姜(しょうきょう)、茯苓(ぶくりょう)、大棗(たいそう)から構成されています。

人参は、消化管を温めて消化機能を高めるように働きます。

蒼朮は、体内の水分調節をしたり、消化管の機能を高めるように働きます。

甘草は、痛みを抑えたり、消化管の機能を高めるように働きます。

生姜は、体を温めたり、消化管の機能を高めるように働きます。

茯苓は、余分な水分を体の外に出したり、消化管の機能を高めるように働きます。

大棗は、体を温めたり、消化管の動きを整えるように働きます。

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