漢方を学ぶ

精神疾患と漢方薬

東洋医学における精神疾患の主な原因としては、ストレスによる気滞や、栄養の不足があります。

また、東洋医学でうつとは精神的なストレスにより気滞になり、消化不良や熱がこもったり、瘀血になる状態をいいます。具体的な症状としては、不眠、イライラ、喉のつかえ、ゲップ、お腹の張りなどがあります。

気滞を防ぐ役割をしているのは肝なので、肝の働きを整えると症状が改善することがあります。

精神疾患に使われる漢方薬としては、四逆散(しぎゃくさん)、半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)、抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)、抑肝散(よくかんさん)、香蘇散(こうそさん)、甘麦大棗湯(かんばくたいそうとう)などかあります。