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香蘇散の処方解説

香蘇散は、中間証から虚証に使われます。香蘇散は、うつ傾向、胃腸虚弱がある高齢者の風邪の初期に用いられます。

構成生薬の働き

香蘇散の構成生薬は、香附子(こうぶし)、陳皮(ちんぴ)、蘇葉(そよう)、甘草(かんぞう)、生姜(しょうきょう)です。

香附子は、気を巡らせてうつ症状を改善する作用があります。

陳皮には鎮咳去痰、胃を整える作用があります。

蘇葉にはうつ症状を改善する作用と、解熱作用があります。

甘草には抗炎症作用があります。

生姜には胃の働きを良くする作用があります。