漢方を学ぶ

感染症に対する体力を補強する漢方薬

体に足りないものを補充する漢方薬を補剤といいます。風邪など感染症が流行する3ヶ月位前から継続服用すると体力がつき、免疫が増強します。

補気剤

胃腸が弱い場合などには補気剤を用います。

補気剤には、啓脾湯(けいひとう)、四君子湯(しくんしとう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、六君子湯(りっくんしとう)があります。

補腎剤

老化が強い場合などには補腎剤を用います。

補腎剤には、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)、八味地黄丸(はちみじおうがん)、六味丸(ろくみがん)があります。

気血双補剤

循環が悪く乾燥気味で、気力が低下していてる場合などには気血双補剤を用います。

気血双補剤には、加味帰脾湯(かみきひとう)、帰脾湯(きひとう)、炙甘草湯(しゃかんぞうとう)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)、大防風湯(だいぼうふうとう)、人参養栄湯(にんじんようえいとう)があります。